★八千代支部8月例会★
【ハイブリッド開催】
- ◆日時
- 2022年8月18日(木) 18:30~21:00
- ◆報告者
- (株)マリッジイノベーション
代表取締役 小林 勝徳氏(八千代支部)
◆会場:ライフ薬品(株)+Zoom
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経営指針成文化セミナーを受講して!
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昨年度の経営指針成文化セミナーを受講した小林氏にご登壇いただきます。1年間のセミナーを受講して学んだことや気づいたこと、受講することで見えてきた自社の存在意義とは?指針セミナーに関心のある方はもちろん、会社経営に悩みを抱えている方も多くのヒントを得られる例会です。会社を成長させていくために必要なことは何か一緒に考えましょう。奮ってご参加ください!
例会に参加して
「幸せな家族を増やし、豊かな社会をつくる」
(有)八千代折込広告 代表取締役 石川 俊一氏
八月例会は、婚活生活(株)マリッジイノベーション 代表取締役社長 小林勝徳氏の「経営指針成文化セミナーを受講して」という演題のお話がありました。
「まずは自己紹介から」と話を始められた小林さんは、自分の生い立ちから、学校生活、さらには、社会に出てからの体験を、さまざまな挫折や失敗を含めて語ることにかなりの時間をかけられました。
そのことは、「経営指針成文化セミナーを受講して」という演題にそぐわないのではないか、と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、小林さんと同期にセミナーを受講した私にとっては、これはきわめて自然なことでした。
なぜなら、出来合いではない自分の会社の経営指針を成文化しようとするとき、自分がこれまでに積み重ねてきた過去の多くの出来事が、自分にとってかけがえのない経験であったことに気付くことだったからです。
自分の会社を客観的にとらえ直すという作業は、過去の自分と今の自分を冷静に見つめ直すことなしにはできないことだからです。
そして、漠然としていた思い出を、自分の中での確固とした経験に変えるには、それを、成文化して一度外に出してみるという作業がどうしても必要であることを、小林さんも私も、このセミナーを通じてイヤになるほど学ばされてきました。
さて、小林さんの話術もあって幾度も笑わされながら聞いた小林さんの若いころのお話のキーワードは「ナンパ」でした。小林さんは以前務めていた会社で、先輩からナンパ係を言いつけられ、合コンの設定を仰せつかっていたというのです。小林さんはその経験が見知らぬ男女を結びつける今の仕事につながっているのかもしれないと、少し冗談めかして話しておられました。
ところで、ナンパとは何でしょうか?
もちろん、それは見知らぬ異性に声をかけ誘うことです。
その成功の秘訣を残念ながら小林さんは語ってはくれませんでしたが、その際、一方的にこちらの望みを伝えるだけでは、それが成功する確率は極めて低いはずです。自分が、魅力的であることをアピールすることはもちろんですが、むしろ
私も含め例会に参加されている方々が、小林さんについて語るとき、まず口にするのは小林さんの優しさについてです。その際、皆が口にすることは、初めて例会に参加した時、緊張気味の私たちにやさしく声をかけてくれたのは小林さんだったということです。
声をかける。
そして、相手の緊張を解き、相手の思いを汲みとろうとする。
それはまさにナンパの過程そのものにちがいありません。
そうすることができるのは、小林さんが、「どうふるまっていいかわからない人」を放っておけないからなのでしょう。
私たちはそれを小林さんの優しさだと感じ、あるいは小林さんの徳だと感じているのだと思います。
小林さんは、結婚したいのに「どうしたらいいのかわからない人」のための会社を経営されています。それはまさに、天職と言ってもいい仕事です。
「家族になろうよ」そして「幸せになろうよ」
小林さんはその経営理念の冒頭にこんな言葉を掲げています。
それは、自分の会社は、単に男女に出逢いの場を提供し、結びつけるだけの会社ではないことの宣言にほかなりません。
そこには、
だからこそ、単に男女を結び付けるだけではなく、結婚後の二人をサポートするアフターフォローを充実させていくと小林さんは言います。
小林さんの会社「マリッジイノベーション」の「婚活」という概念は単なる「相手探し」ということではない、それを「イノベーション(改革)」すべきだという思いが、今回、経営理念を成文化する前から、すでに小林さんの中にあったのではないかということを報告を聞き、気付かされました。
小林さんは日本の結婚率は下落を続ける一方で、離婚率は上昇していると指摘しています。これは決して別々の事柄ではないということでした。「家族の幸せを日頃、目にしている若者たちが、自分たちも結婚しようと強く望むのだ」というのです。
「
二人の男女が結婚し幸せな家庭を作ること、
そしてそれをサポートするということが、地域社会だけでなく日本全体の将来のあり方にかかわっているということは、小林さんが自分の会社を見つめ直す視野を大きくしたにちがいありません。
けれども、そのような大きな視野を持つようになった小林さんの会社経営を支えているものの根底には、目の前にいる「どうふるまっていいいかわからない」人たちに声をかけずにはいられない、小林さんの中にある優しさであることを、改めて感じさせる報告会でした。