★八千代支部2月例会★
【ハイブリッド開催】
- ◆日時
- 2023年2月16日(木)18:30~21:00
- ◆報告者
- ライフ薬品(株)
代表取締役会長 高山 詠司氏(八千代支部)
◆会場:ライフ薬品(株)+Zoom
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支部長を務めての体験報告
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2月例会は八千代支部長を2年間務めた高山氏のご報告です。
同氏は2018年から支部幹事長を3年勤めた後、支部長へ就任しました。
例会企画や増強活動などより充実した支部活動を作り上げるべく支部役員と共に力を合わせて取り組んできました。
支部運営の難しさを痛感すると共に、同友会の仲間へ対する感謝もより一層強く感じるようになったと言います。
そんな高山氏から支部長を経験したことで学んだことや自身の内面の変化などについてお話しいただきます。
「天の声を聞く」その為の心の在り方を指し示してくれた「灯り」
おそうじハウス山口さんち 山口 栄氏
今年度の支部例会の締めとなる2月例会の報告は、これまで3年間の幹事長そして引き続き2年間の支部長を務め、八千代支部に新しい風を送り込んで頂いた、ライフ薬品㈱ 高山詠司会長にご登壇いただき、幹事長・支部長を務めての体験報告としてお話を伺いました。
テーマは「なぜ経営理念が必要か」~創業から経営理念の明文化そして浸透(社風化)の経緯~
現在、機能性食品の販売、「長寿食堂かぐれ」での飲食提供、カルチャースクールやフィットネスクラブの運営を手掛けられているライフ薬品㈱の立ち上がりから、その後幾多の壁とぶつかりその葛藤の中で、常に状況を掴み次に何をやるべきなのかを判断してきた、そのメソッドの真髄は何なのか。ご自身の生い立ちから挫折、自分に与えられた使命をつかみ実践していく道のりを語っていただきながら、経営者として忘れてはいけない信条を教えていただきました。
天からの声で今日話す内容を決めた
今回報告をするに当たって一か月考え作り上げてきた内容。その膨大な資料や原稿を反故にして、「今朝、天からの声で今日話す内容を決めた」と語り始めた高山さん。
まずは、生まれ育った故郷のこと。ご家族やご親戚、幼き頃の辛い思い出。心の中にしまっていた思いを赤裸々に語りながら、ご自身の本質を我々に伝え、自身の成長期を支えてくれた人、助けてくれた人、導いてくれた人への思いを丁寧にお話ししていただきました。そして、奥様との出会いと感謝。これからの人生を奥様への感謝の思いを実践するために使っていくとのこと。いつか私もその境地になれるだろうか…心に留めておきます。
「本当の心」が導いてくれた必然
社会人として初めに進んだ建築業の世界。そこで味わった業界の現実。頭で理解しようとしても心が許さない現実からの挫折。その後、職を変えながらも続いた新たな挫折の中で知った「食育」の大切さ。それを教えてくれた方の導きの中で、今の仕事へとつながっていき創業へと繋がっていくその過程でのたくさんの出会いと助けてもらった感謝の思い。「自分は運がいい」と高山さんはおっしゃってましたが、その一つ一つは偶然ではなく、高山さんの「本当の心」が導いてくれた必然だと感じました。
実践してきた「自分自身の魂への問いかけと研鑽」
高山さんは、ライフ薬品㈱を立ち上げ、順風満帆な発展をされてきた。と、てっきり思い込んでいた自分でしたが、今回の報告でいやいやとんでもない、壁にぶつかり迷走し、悩み苦しんできた過去があったことを知りました。そんな中で出会った「一倉会」や「盛和会」。そこで、経営に必要な理念、そして哲学を学んでいったとの話。
「何のために経営をしているのか」その理念なくして経営は成り立たない。
「皆の幸福を追求すること、何かに貢献すること」それを知るためには、「自分は何をしに生まれてきたのか」ということへの哲学が不可欠。
それら一つ一つのお話の中に、高山さんが実践してきた「自分自身の魂への問いかけと研鑽」があり、大事にしている思いが伝わってきました。
そして、人生も経営も「判断基準」で決まるとの学び。
その基準を得るのにどれだけの鍛錬を積み重ねたらいいのか思いもつきません。が、「そこに向かって行けばいいんだ」としっかり教えていただきました。
二年前に支部例会で取り組んだ「経営一二ヵ条」、高山さんが取り組んでいらっしゃる「パートナーシップ経営」、そして「六つの精進」、それら沢山の学び。いやいや、高山さん、60分じゃ全然足りませんよー。もっともっと聞きたい。この続き必ずお願いしますね。
高山さん。幹事長そして支部長の5年間、本当にありがとうございました。
そしてこれからも、それぞれの道を手探りで歩んでいく私たちの行く先に、灯りをともしてください。