- 2017年7月20日(木)18:30-21:00
- 支部7月例会
- 報告者
- (株)エヌ・アイ・エス 代表取締役 能登 昭博氏(鎌ヶ谷白井支部)
- 事業内容
- 新聞販売業(朝日新聞)・折込制作配布業務
新聞の販売と聞いて真っ先に思い浮かぶのはどんな景品がもらえるのか、ではないでしょうか。
しかし能登氏は景品ではなく、わが社の理念に共感してくれた人に新聞を買ってもらいたいと景品営業をやめます。楽な営業ができなくった社員はどうなっていったか?それでも売上を上げられる優秀な人材なんているのか?
経営指針作りや、それを実践するための社員教育。同氏が取り組んできた様々な実践をお話しいただきました。 - 会場
- 勝田台文化センター
(八千代市勝田台2-5-1)
TEL:047-483-2141
アクセス
参加費:1,000円
例会に参加して
「同じ目線の先に見えるもの」山口栄
おそうじハウス山口さんち 代表
「同じ目線に立って話す。」
わかっているつもりで、なかなか出来ない…
どこかで上から目線だったり、いつしか説教口調だったり…
例えば自分の思いを伝えるとき。例えば自分の思いをわかってもらいたいとき。
自分の子供に対して、同じ目的を持つ仲間に対して、大切なお客様に対して、自分はどこまで相手の目線に立って話ができているだろうか…
7月の報告者、(株)エヌ・アイ・エス 能登昭博社長の、創業から今に至る30年以上の道のりに輝いているのは、転機となった幾つもの「アプローチ」の結晶でした。
そして、その「アプローチ」で一貫しているスタンスは、常に相手と同じ目線に立って訴えていく姿勢でした。
一回目の転機、社員へのアプローチ 同友会に入って学んだ「経営指針の発表」を自ら実践。「こういう仕事をしたい」という思いを、社員と同じ目線に立って訴えた一年目のスタートから、二年目は幹部、三年目は社員へと広げていった取り組み。「初めは話せない。難しい。でも、5年10年経ったらだんだんできるようになるんですよね。」…って話す能登社長。5年、10年か~。サラッと言えないな~
二回目の転機、地域へのアプローチ 「なぜ他社と違うことをするのか」「なぜ同じことをしないのか」 社員に説明した上で、お客様の思いや立場を理解すること訴える。身なりや言葉使いの検定も、意味がわかればこそ実践できる。地域に注目される存在になること、お客様の目線に立って…
打ち出したイベントが「ベンチャーズ ライブin白井」。50代以上のギター親父には、たまんないですね~
三回目の転機、新聞を読まない人へのアプローチ 新聞を読まない人には読まないだけの理由がある。なら、読みたくなる理由を与えよう。「自分が読んで思ったこと、感じたこと」を体験としてお客様に語ろう…社長と社員の方々が取り組む人間関係つくり。さらに、子供達との体験イベント「ジュニア記者クラブ」や「新聞の読み方講座」。幾つもの取り組みが実を結んで、数々の大賞受賞に繋がっていったんですね。
そして今、能登社長が四回目の転機とする「自分の夢に共感して苦労してくれる社員」へのアプローチ。
能登社長と社員の方々が同じ目線に立って見える景色はどんなだろう…
やっぱり、それは「わが社の常識、業界の非常識」…ですね。