2016年3月10日(木)18:30-20:30
西ブロック(船橋・習志野・八千代・市川浦安)合同例会
テーマ
「食べ方上手で健康寿命プラス10」
講師
家森幸男氏(医師)
京都大学名誉教授(予防栄養学)
武庫川女子大学国際健康開発研究所所長

今回はメディアにも多数出演され、日本に「カスピ海ヨーグルト」などを広めた健康ブームの仕掛け人ともいえる、家森幸男氏をお呼びしました!多忙を極める私たち経営者の健康は、会社の命運を左右する要素です。健康に過ごすために大切なこととは何か?普段の食事で心がけられる食べ方などを中心にお話しいただきました。適塩で3年、大豆・魚・野菜等で7年、健康寿命は延びる、日本の伝統食+乳製品で健康に!とのことでした。

講師プロフィール
家森幸男氏(やもりゆきお)
1937年、京都市生まれ。高血圧の実験的研究のため脳卒中ラットを開発し、栄養で脳卒中予防が可能なことを実証した。食と健康長寿の関係を探るため、世界の60以上の地域を20余年をかけ調査し大豆や魚介類を常食する地域では生活習慣病のリスクが少ないことを証明した。
『大豆は地球を救う』(法研)『ついに突きとめた究極の長寿食』(洋泉社)など著書多数。過去、日本テレビ「世界一受けたい授業」などに出演。
会場
山崎製パン企業年金基金会館
(千葉県市川市市川1-3-14)
TEL:047-321-3600
アクセス
参加費:無料

例会に参加して

「適塩で3年、大豆・魚・野菜等で7年、健康寿命は延びる」戸台純一
TMクリエイト 代表

 
 講演タイトルには「社長の健康は経営責任」とある。社長が健康であるということは、社員やその家族に対する責任であるにとどまらず、企業が生産しあるいはサービスを提供することにおいて社会的に有意な存在であるなら、社会全体への責任でもあると言えよう。
 家森先生は、食と健康長寿の関係を探るため、世界の60以上の地域を調査し、大豆や魚介類、野菜を多く摂取する地域では生活習慣病のリスクが少ないことを立証された。この日の講演では、先ず、平均寿命と健康寿命との差約10歳は、脳卒中(高血圧)と骨折(骨粗鬆症)によって生まれると説明し、「食べ方上手」で健康寿命を延ばすことができるとした。多様なデータを使って、塩分の多量摂取が身体に与える悪影響や大豆の効能が解説され、適塩(減塩)で3年、大豆・魚・野菜等で7年、健康寿命は延びる、日本の伝統食+乳製品で健康に!と話された。
 質疑応答では多くの質問に丁寧に答えていただき、例えば、味噌汁は大豆を得るので良いが塩分摂取が多くなるので具沢山にするなど工夫した方が良い、など、すぐに役立つお話もあった。
 私が家森先生のお名前に触れたのは、十数年前に友人から「カスピ海ヨーグルト」の種ヨーグルトを貰い、自宅でこれを植え継ぎして毎日食べるようになったとき。「カスピ海ヨーグルト」は家森先生が長寿地域として知られているヨーロッパ東部のコーカサス地方で入手し日本に持ち帰って広めたヨーグルトで、他のヨーグルトとは違って胃で死滅せず生きたまま大腸に到達し、善玉菌として働き、また、優れた整腸作用、免疫細胞の活性化などの健康効果がある。
 友人から貰って植え継ぎ植え継ぎしてきたヨーグルトは、十数年を経てついに弱まり使えなくなったので、このほど、市販されている種菌を購入して、また作り始めた。私は以前、大腸ポリープが見つかり摘除したことがあったが、「カスピ海ヨーグルト」を食べるようになってから大腸ポリープが生じたことはない。これはオススメである。
 高年齢になって以後、減塩と野菜摂取には気を配ってきたが、大豆や魚の摂取にはあまり気を付けてこなかった。これを機会に、再度食生活を見直そうと考えた次第である。

3月10日(木) 	18:30-20:30
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